世の中を幅広く知りたい。それが一番の入社理由

一つの業界にどっぷりというより、さまざまな業界や仕事に触れ、世の中を幅広く知りたい。それが私の就職活動のときの考えでした。最初に浮かんだのはマーケティングや市場調査業界でしたが、調べを進めるうちに企業信用調査会社のことを知り、TSRの説明会で「自分の望みどおりの会社だ」と確信して、内定が出るとすぐ入社を決めました。
入社してから15年以上、調査営業に携わっていますが、その間に課長やグループ長といった立場を経験し、5年前からは10人ほどのメンバーを率いる部長を務めています。TSRでは部長といってもプレイングマネージャーで、調査や営業も行います。調査営業職であり管理職でもあるのは大変そうに思われるかもしれませんが、私にとってはむしろ嬉しいこと。企業を訪問し経営層の方たちから直接お話を伺う調査取材は、経験を積むほど新たな楽しさやゴールが生まれ、飽きることもありません。さらに部長になれば、各メンバーの成長を後押しして、部全体でより大きな成果を上げるという、別の楽しさを味わうこともできます。

実直な調査取材から知る、企業信用調査の面白さ

調査の楽しさは色々あり、経験を積むほど増えていきますが、その一つが担当企業の成長に伴走できることです。現在の担当企業には、私が新人時代から通っている企業も多く、最初は小規模であった企業が業績を伸ばして上場する、といった経験を何度もしてきました。長く担当していると、先方の社長や役員が代替わりすることもあるため、私の方が知っている情報があったりして、より深い営業提案にもつなげてきました。また、多くの企業を知るほど、業界内や業界を超えた横のつながりが見えてきます。経験に伴って広がる企業信用調査の面白さではないでしょうか。
知識や経験、人脈が広がるため、キャリアの長い人ほど営業活動の比重が高まるのは確かです。それでも企業信用調査が根幹であることに変わりはありません。経済環境は日々変化するので、何度も訪問してきた会社でも、調査取材や調査レポート作成は初心に返って厳正に行います。私自身が意識しメンバーにも伝えていますが、すべての調査営業職が実直に調査取材を続けていることが、TSRの最大の強みだと思っています。

サッカー観戦やマラソン出場で各地に遠征

土日、祝日は休みで、自分なりにスケジュールを組んで働ける。それができるのが入社理由の一つにもなっていて、OnとOffはきっぱり切り替えています。私にとって一番の趣味はサッカー観戦です。中学時代に現場観戦の魅力を知り、高2のときには綿密に計画してアルバイトでお金を貯め、シドニーオリンピックの日本代表を現地で応援してきました。ところが詰めが甘く、日本代表が決勝トーナメントまで進んだのは予想外でした。最終戦を見届けることなく帰国せざるを得なかったのは、悔しい教訓にもなりました。会社に入ってからは金銭的な余裕もでき、日本代表の海外での試合にも行ってきましたが、さすがに何週間も休みは取れないので、ポイントを押さえた効率的な予定を組んでいます。また、マラソンを走ることも新たな趣味となっており、ホノルルマラソンに参加して目標を達成する喜びを知り、今では2〜3カ月に1回ほど、日本各地のマラソン大会に出場しています。つきなみですが、マラソンの道のりは仕事と似ています。困難を乗り越えてこそ得られる快感は、また次頑張ろうという励みにもなります。